ロサンゼルス市の現金支援プログラムの申請が29日から始まる。同プログラムは、「BIG LEAP(Basic Income Guaranteed:L.A. Economic Assistance Pilot)」と呼ばれ、試験的に市内の3200世帯に毎月千ドルの現金が1年間にわたり支給される。ロサンゼルス・タイムズが報じた。
 申請資格は、ロサンゼルス市内に居住していること、連邦政府が規定する貧困基準以下の収入であること、扶養している子どもが1人以上いることまたは妊娠していること、18歳以上であること、新型コロナウイルスによるパンデミックに関連して経済的および(または)医療的な問題を抱えていることが挙げられている。 
 申請期間は10日間で、同市の提携するリサーチ機関によって無作為に選ばれる受給者は、来年の1月上旬に発表されるという。支援金の用途に関する規則は特に設けられていない。
 3800万ドルを超えるプログラムの財源は税金で賄われることから、ホワード・ハービス・タックスペイヤーズ・アソシエーションなどの団体からは反発の声が上がっている。エリック・ガーセッティ市長は当初、連邦政府の新型コロナウイルス救済金からの支出を検討していたが、市の予算分析担当者はこれを無効と判断。それでも市長は「人々を貧困から抜け出させるための投資には将来的にメリットがある」とし、同市のプログラムをきっかけに、連邦政府が同様の取り組みを始めることを期待していると述べた。
 同様のプログラムは、他の地域や他州の都市でも開始されており、近隣ではコンプトン市が「コンプトン・プレッジ」というプログラムを立ちあげ、住人800人が現金支援を受けているが、ロサンゼルス市のプログラムは全米でも最大規模となる。

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