2023年12月完成予定のウェインガートタワー(ウェインガートセンター提供)

 ロサンゼルスの「スキッドロウ」と呼ばれる一角に建設されるホームレス用住宅プロジェクトがこのほど着工した。19階建ての「ウェインガートタワー」は、クロッカー通りの駐車場跡地に建設される。完成は2023年12月を予定。ロサンゼルス・タイムズが報じた。 
 ウェインガートタワーは、手頃な価格の住宅開発を行うウェインガートセンターと、チェルシー・インベストメント社との共同事業で、現在、プロジェクトは第一段階にあり、最終的に総戸数382戸になる予定だという。元上院議員でウェインガートセンター社の最高経営責任者であるケビン・マレー氏は、2017年のインタビューでコンセプトプランを発表した際に、「われわれが建築家にお願いしたのは、ダウンタウンにある一流のアパートのような外観にしたいということ。金属とガラスで建てられるビルは、近隣エリアのイメージを大幅に上げる」と語っている。
 1億6千万ドルを投じた第一期工事では、スタジオタイプ228戸、1ベッドルーム47戸が建設され、うち3戸は管理人用となる。また、ケースマネージメント、医療・精神衛生における治療、住民のための計画策定、グループミーティング、食事プログラムなどの支援サービスも連携して行われるという。
 同タワーの建設プロジェクトには、16年に承認された12億ドルの公債法案「HHH」からの資金3200万ドルが投入されているほか、パシフィックウエスタン・バンクや複数にわたる州プログラムからも資金を得ており、またゼネコンのリッチマングループが投資している
 起工式であいさつしたガーセッティ市長は、ダウンタウンにオープンしたレストランやスポーツアリーナなどの開発について述べたほか、同タワーは、ロサンゼルスにおいて、全ての人がアクセス可能な居場所を象徴していると説明。「この20年間で活性化したダウンタウンの恩恵を誰もが楽しむことができるはずだ」と続けた。
 市長はまた、ホームレス問題を好転させるための市の努力が報われることを示唆し「今後5年間は、われわれが行ってきた取り組みのおかげで、ホームレスの数は減少するだろう」と述べた。

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