【羅府スタッフ】バイデン政権はこのほど、15日から保険会社が家庭用ラピッドテスト(抗原検査)の費用を負担するプログラムを開始すると発表した。これは、昨年12月にバイデン大統領が発表した公約の一つで、国家公衆衛生上の緊急事態として有効期限は設けられていない。米メディアが報じた。

2回分が梱包されている家庭用テストキット(AP)

 民間の医療保険またはグループ保険の加入者に適用され、メディケイド(カリフォルニア州ではメディカル)やメディケアなどの加入者は対象外となっている。保険会社には、加入者1人につき1カ月に8回分までの検査費用を支払うことが義務付けられた。 
 保健未加入者に対しては、最大5千万個のキットを用意して地域の保健所を通じて提供する。また、これから開設されるウェブサイトやホットラインを通じて10億個のキットが配布される。配布は19日から開始と報じられている。
 テストキットは薬局や小売店、オンラインで入手することが可能だが、まずは購入する前に加入している保険会社に問い合わせ、自己負担のない優先販売店のネットワークがあるかどうか、また保険会社が払い戻しに制限を設ける予定があるかどうかを確認することが望ましいという。
 ロサンゼルス郡では、13の地域センターで無料の家庭用テストキットを数量限定で配布している。これはラピッドテストとは異なり、結果が出るまでに1〜2日ほどを要する。

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