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ロサンゼルス郡都市交通局(メトロ)理事会は27日、アーテジア市からユニオン駅までの新しいライトレールシステム計画を承認した。十分な資金が確保され、アラメダ通りを経由する新線が実現すれば、小東京にも駅を設置できる。
メトロのヒルダ・L・ソリス理事長、ジャニス・ハーン理事、ホリー・ミッチェル理事、フェルナンド・ドゥトラ理事、ロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長が共同で提出した動議に満場一致で賛成し、理事会はアーテジア市とロサンゼルスのユニオン駅を結ぶ19・3マイルの「西サンタアナ支線(WSAB=West Santa Ana Branch)ライトレール計画」に一歩近づいた。新線には1人掛けの座席を備えた車両が予定されている。
小東京の関係者の1人で、メトロ理事会で意見を述べた全米日系人博物館(JANM)の最高経営責任者であるアン・バロウズ氏は、アラメダ通りからユニオン駅までのルートを支持する一方、地上線建設という選択に注意を促した。他の小東京の関係者からも新線が地下鉄として建設された上で小東京に停車する場合は、地域にとって有益であるという一致した意見が出た。ロサンゼルス市は、アラメダ通りをはさんでJANMの向かい側にあるマングローブの敷地を将来的に開発することを検討している。
JANMの評議員で、ロサンゼルス郡のCEOとロサンゼルス市の最高行政責任者を歴任したウィリアム・T・フジオカ氏は、地上線は小東京最大の仏教寺院である西本願寺や聖フランシス・カトリックセンターなどの施設へのアクセスに支障をきたすと指摘している。
元ロサンゼルス市交通局副局長のジェームズ・オカザキ氏は理事会に対し、ゴールドライン駅に始まり、リージョナルコネクター(メトロレール接続)建設に至るまで、小東京は地下鉄になると約束されてきたと訴えた。

また、小東京ビジネス協会会長のデビッド・イケガミ氏や小東京に住むジャン・フクハラ氏らが意見を述べた。
ハーン氏は、メトロのスタッフが別案として推奨した、路線区間をアーテジア〜スローソン間に限定する考えについては、提案に感謝を述べたものの「十分な長さではない」とし、西サンタアナ支線ライトレール計画は全ての線がユニオン駅に到達して初めて完成とみなされるように努力を続けることを約束した。ロサンゼルス郡監督委員のハーン氏はロサンゼルス東南地域のゲートウエーシティー(アーテジア、セリトス、ベルフラワー、カダヒー、ダウニー、ハンティントンパーク、ベル、パラマウント、サウスゲート、バーノンなど)を監督している。
ガーセッティー市長は「このプロジェクトは皆で協力することに意義がある」とバーチャルで参加した人々の支持に感謝の意を表した。
ハーン氏は、最初の区間の承認が重要だと述べ、「しかしそれだけでは十分ではない。私たちのコミュニティーは、約束されたプロジェクト、つまりアーテジアからロサンゼルスのダウンタウンまで1人掛けの座席を利用して行けるようになること。そのためにわれわれ全員が戦い続ける」と語った。
この動議の一部として、理事会はメトロ最高経営責任者のステファニー・ウィギンズ氏に、2033年にロサンゼルスのダウンタウンへの新線路を完成させるために、官民パートナーシップなどの資金調達を加速させる方法を特定するよう要請した。МоveLA のデニー・ゼイン氏は「西サンタアナ支線は、十分なサービスを受けていない多くのコミュニティーに貢献するもの。この地域に住み働く人々は賃金の高い仕事に就くため交通手段を必要としている。われわれが生きている間に乗れるように、このプロジェクトを加速させなければならない」と述べた。【エレン・エンドウ】

