ロサンゼルス郡検察局はこのたび、自動運転中のテスラによる死亡事故の運転手を過失運転致死傷罪で起訴した。部分的自動運転システム(レベル2)を使用中に死亡事故を起こした運転手を起訴したのは米国で初めてだという。

自動運転の安全性と信頼性が問われているテスラのロゴ(AP)

 2019年12月29日、ケビン・ジョージ・アジズ・リアド容疑者は16年型テスラ・モデルSを自動運転中にガーデナ市の交差点で赤信号を無視してホンダ・シビックに衝突。シビックを運転していたジルベルト・ロペスさんと同乗していたマリア・ニーベス=ロペスさんは即死した。リアド容疑者は無罪を主張しており、係争中は保釈されている。
 米国では、14年から昨年までの間に製造された76万5千台のテスラ車に対する自動運転機能の安全性と信頼性が問われ続けている。自動運転車の安全性を調査する米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は昨年、自動車メーカーとテクノロジー企業数十社に対し自動運転車の衝突データを報告するよう命じた。NHTSAによると、現在市販されている自動車で完全に自動運転できるものはないという。
 自動運転による死亡事故は他にも20年に、アリゾナ州で起こった事件で州当局が完全自動運転中に歩行者をはねて死亡させたウーバーの運転手を過失運転致死傷罪で起訴している。

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