サクラメント郡公衆衛生局は24日、動物由来のウイルス感染症で発疹などが現れる「サル痘」の疑い例を報告した。カリフォルニア州で初となる。ロサンゼルス・タイムスが報じた。
 患者の性別や年齢は明らかにされていないが、サクラメント郡の住民で最近欧州でサル痘の症例が確認された地域に旅行していたという。現在、自宅で隔離中にあり他者との接触を避けている。

2003年にCDCが公開した電子顕微鏡画像。左は成熟した楕円形のサル痘ウイルス、右は球状の未熟なウイルス。ここ数日、欧米の保健当局によって確認されている(AP

 この疑い例は医療関係者によって21日に報告され、予備検査は郡の公衆衛生研究所で行われた。標本は23日に確認検査のために米国疾病対策センター(CDC)に送られたが、結果がいつ出るかは不明としている。
 CDCによると、米国ではマサチューセッツ州で少なくとも1例のサル痘患者、そしてニューヨーク州やユタ州などで4例の推定患者が確認されているという。
 カリフォルニア州疫学者のエリカ・パン博士は「一般市民のリスクは非常に低い」と述べており、また州公衆衛生局は「地元や連邦政府の保健当局と迅速に連携し、濃厚接触者の確認や検査など適切なケアと対応に当たっている」と説明。現在、当局ではウェブサイトでこの病気に関する最新の情報、資料、勧告を掲載している。
 サル痘は天然痘と似たような症状を引き起こすものの一般的に軽症で、発熱、痛み、リンパ節の腫れ、悪寒、疲労感から始まり発疹が出る。このような症状がある場合、医療機関に連絡して検査を受けることを勧めている。

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