アジア系の6人から成るいわゆるボーイバンド「クロッシングレイン」。歌と踊りの練習を行い、新曲と新しいダンスを生み出している

 ハワイ版のグラミーといわれる「ナ・ホク・ハノハノ」で7月20日にフェイバリット・エンターテイナー賞を受賞したばかりの音楽グループ「クロッシングレイン」は、アジア系の6人から成るいわゆるボーイバンド。米国本土での初コンサートを、もうすぐロサンゼルスで開く。
 ロサンゼルス公演は、13日(土)午後7時に、ウエストハリウッドのロキシー劇場(9009 Sunset Blvd.)で開演する。ロキシーは70年代にデビュー当時のテンプテーションズ、スモーキー・ロビンソン、フランク・ザッパといった有名ミュージシャンらが出演し、その後のキャリアに貢献した伝説の劇場だ。この劇場に列挙されるミュージシャンはブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、プリンスなど、大物ぞろいだ。
 クロッシングレインのプロデビューは2021年11月。ファンから「XR」の略称で親しまれている。メンバーの1人、モナークは「グループ名は祝福と成長を象徴している」と説明する。「雨は僕らが飲む水を大地に恵み、僕らが食べる作物を育ててくれる。そのことを世界に広めたかった」。ハワイでは場所によっては年間100〜200日も雨が降ることがあるという。雨はハワイ出身の彼らを象徴するのにふさわしいイメージだ。
 XRの6人のメンバーはリードラッパーのモナーク、リードダンサーのアッシャー、リードボーカルのジョーデン、歌とダンスのハル、デヴィン、ショウタロウだ。10〜20代のメンバー全員がアジア系で、日系人や日本人のメンバーもいる。一番若い14歳のショウタロウは、日本のジャニーズ事務所所属のTOKIOのメンバーだった山口達也さんと元女優・モデルの高沢悠子さんの息子である。
 メンバーは世界中の若者や、若い感性の持ち主の心に「明るい希望」「インスピレーション」「アロハ」をもたらすことを目標に、仕事と勉学を両立させながら週6日、歌と踊りの練習を行い、新曲と新しいダンスを生み出している。 (エレン・エンドウ)

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