千葉県柏市との姉妹都市提携50周年を迎えたトーレンス市が、18日(土)午後7時よりアームストロング劇場(3330 Civic Center Dr.)で記念イベント「フレンドシップフェスティバル」を開催、日本の真打落語家、立川志の春が出演する。
 1973年に始まったトーレンス市と柏市の交換派遣学生交流は、過去最も成功している姉妹都市事業の一つとして知られている。

英語落語を披露する立川志の春

 立川志の春(本名・小島一哲さん)は93年に柏市からの学生としてトーレンスを訪問した派遣団の1人で、米国の名門イエール大学を卒業し大手企業に就職したが、その日本でのキャリアを捨てて落語家に転身した変わり種。立川志の輔の一門で2020年に真打に昇進した。日英バイリンガルで日本では日本語で落語を演じることが多いが、本公演では伝統的な日本文化を米国の観客に紹介するために英語で公演する。

オペラ歌手のタミ・オーオカ

 他にも、両市の交換交流に参加経験があり、類いまれな才能を発揮したアーティストが、音楽と芸術の夕べを盛り上げる。出演は1977年参加のキャロル・マッキンタイアさん(故人)の家族による「マッキンタイア・ファミリー・シンガーズ」、80年に柏市から参加したオペラ歌手のタミ・オーオカさん、2019年にトーレンスから参加したデビッド・コントレラスさん。1987年の参加者が所属するトーレンス市民合唱団(The Torrance Civic Chorale)がオープニングを飾り、フィナーレは2015年参加のアレックス・イトウさんの太鼓演奏で幕を閉じる。公演終了後はロビーにて交流タイムを催す。主催はトーレンス姉妹都市協会。
 チケットは25ドル、30ドル、35ドルの3種類。
 購入は電話310・781・7171。
 劇場のボックスオフィスまたはウェブサイト—
 www.torrancearts.org

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