25セントで農場を回るワゴンツアー

 アーバインのタナカファームは11日、同地での開園25周年を記念するイベントを開催する。
 イベントでは、25周年を記念し25セント硬貨1枚で楽しめるアクティビティーが盛りだくさん。ミニゴルフやリングトスなどのゲームをはじめ、アート&クラフト、農場を回るワゴンツアー、「タナカグリル」でのフードが楽しめるほか、太鼓グループ「Kibou」による演奏も行われる。また、直売の農産物とギフトショップの商品が25%オフになる。
 今年で創業83年を迎えるタナカファームは家族経営の農園で、アーバイン地区のいくつかの区画を経て、25年前に現在のユニバーシティー・ドライブに開園した。当時タナカファームの従業員数は24人。イチゴを3パック5ドルで販売していた直売店の広さは、わずか400平方フィートしかなかったという。
 同ファームは「年間を通し、農業について学んでもらう、楽しんでもらう、食べてもらう」ことをモットーに掲げており、オレンジ郡で唯一、農園として一般公開している。季節ごとに「U—Pick」ツアーを開催したり、毎年多くの子どもたちのために現地学習を提供したりしている。他にも、畑からカボチャを収穫することができる「パンプキンパッチ」や取れたての野菜を使用したランチョンやディナーの開催、農業や農家の仕事に関する情報提供、敷地内での子ども向けの体験ワークショップを行っている。また、地域支援型農業(CSA)にも取り組んでおり、毎週100人以上の会員に同ファームの野菜や果物を配達している。
 タナカファームは、消費者やアーバインのコミュニティーからの長年にわたる支援に感謝するとともに、「現在、家族で経営する個人農家の平均年齢は約58歳。米国の若い世代にもっと農業の重要性を伝える必要がある。タナカファームに来てもらうことで農業の大切さを知る良い機会になると思う」と、そのビジョンを示している。
 25周年記念イベントは、11日(土)午前9時〜午後5時までタナカファーム(5380 3/4 University Drive, Irvine)で開催。駐車スペースに限りがあるため事前の予約が必要となる(1台5ドル)。イベントの詳細と問い合わせはウェブサイト—
 www.tanakafarms.com
 またはソーシャルメディア—フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブ、ティックトック

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