放火され黒煙を上げる浄土真宗本願寺派「シアトル別院」

 ワシントン州シアトルの浄土真宗本願寺派「シアトル別院」で2023年12月31日、放火による火災が発生し、地下倉庫を中心に火と煙、そして放水により甚大な被害を被った。また、24年1月2日にも2度目の火災が発生。これは2日前の火がわずかに残っており少しずつ燃え広がったという。どちらの火災にもけが人はなかった。

甚大な被害を被ったシアトル別院

 放火犯は31日午後10時ごろ、院内に侵入し地下倉庫へ入り込んだ後、放火して逃走した。倉庫には開山時1901年以来の貴重な寺の歴史的資料が保管されていた。またシアトル別院は125年近い歴史において日系コミュニティーとの関係も深く、盆踊りに使用される道具などもあったという。
 幸い本堂や納骨堂は火災を免れたものの、煙と水による被害は今なお続いている。
 現在、別院の復興と再建に向けて活動しており、支援金の寄付を呼びかけている。寄付には以下の2種類の方法がある。
(1)小切手
 支払い先は「Seattle Buddhist Church」、メモ欄に「Arson Restoration Fund」と記入する。
 送り先住所—
 1427 S. Main St., Seattle, WA 98144
(2)支援金サイト
 シアトル別院のウェブサイトから寄付をする。ウェブサイト—
 https://seattlebetsuin.org/fire-jp/

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