「鶴亀」を演じる(左から)坂東三津拡、坂東秀子、坂東秀十美

 舞踊家・坂東秀十美師が日本舞踊教室の創立30周年を記念して2026年1月18日、午後1時半~5時半、小東京のアラタニ劇場(244 S. San Pedro St.)で特別公演「優美(日本舞踊の雅と気品)」を催す。秀十美師の他26人の門下生が出演し舞台を彩る。そのうち4人はこのほど東京の坂東流家元より名取を許され、今回が名取披露の初舞台となる。

坂東秀十美師による「黒髪」

 日本からの特別ゲストとして、秀十美師の師であり、故・九代目坂東三津五郎家元の令嬢である坂東秀子師が来演する。さらに、大道具、顔師(化粧)、衣裳、床山(結髪)、かつら、後見(舞台補助)に携わる12人の専門家が参加し、日本と同様の華やかで本格的な舞台制作を支える。こうした本場の職人を招く取り組みには、原点に忠実な日本舞踊の伝統を、次世代へ確実に継承するための基盤を築きたいという、秀十美師の願いが込められている。

 ロサンゼルス出身の秀十美師は、東京を本拠とする坂東流日本舞踊の師範で、坂東会ロサンゼルス支部委員を務める。自身の約50年にわたる日本舞踊の歩みにおいて舞踏家として教え、育て、支えてくれた人々への「恩返し」として、この節目の公演を決意した。その思いは、戦時中の強制収容下でも日本の伝統芸能の指導と継承を続けた芸術家を追ったドキュメンタリー映画「隠れた遺産(Hidden Legacy)」を見て「さらに強まった」と語る。

 「優美」を通じて、秀十美師は家族や門下生、その保護者、地域社会、そして日本舞踊の最初の師である故・坂東三津拡師をはじめとする日本舞踊の先人たちに、深い敬意と感謝をささげる。

 主催は非営利慈善団体「Wa No Kai」。同団体は日本舞踊の実践と舞台を通して、地域の調和、平和、多文化の融合を追求することを使命とする。

 チケットは50~100ドル。一般席には学生割引あり(プロモコードstudent)。購入は日米文化会館(JACCC)のウェブサイト―

 https://jaccc.org/events/yuubi-elegance-grace-of-nihon-buyo/

 詳細は坂東秀十美まで電話310・800・0118、Wa No Kai(https://wanokai.org/)、または坂東秀十美公式サイト(https://www.bandohidesomi.com/)およびソーシャルメディア @bandohidesomi、Facebook「Bando Hidesomi」。  

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