ロサンゼルスを代表するすし職人で、「スパイシーツナ・クリスピーライス」など数々の創作料理を生み出し、南カリフォルニアのすし文化を世界へ発信したシェフ、上地勝也さんが死去した。67歳。レストラングループが26日に発表した。死因は公表されていない。

沖縄県出身の上地さんは1980年代に渡米。日本で培った確かな技術を土台に、南カリフォルニアの自由な食文化を融合させた独自のすしを追求した。
97年、スタジオシティーに「Sushi Katsu―ya」を開店。当時、伝統的なすし店が中心だったロサンゼルスで、斬新な発想と繊細な技術を兼ね備えた料理は瞬く間に人気を集め、全米から食通や著名人が訪れる名店となった。
特に、カリカリに揚げたライスにスパイシーツナを載せた「スパイシーツナ・クリスピーライス」は、現在では全米のすし店で定番メニューとなるほど普及。また、「ハマチのハラペーニョ添え」「ビンチョウマグロのクリスピーオニオン添え」なども上地さんの代表作として知られ、ロサンゼルス発の新しいすし文化を築いた料理人として高く評価された。
その後、Katsu―yaブランドはロサンゼルス各地へ広がり、さらにSBEグループとの提携によってハリウッド、ブレントウッド、センチュリーシティー、LAライブなどへ高級店「Katsuya」を展開。ブランドはニューヨークや中東にも進出し、上地さんの料理は世界へ広まった。
後進の育成にも情熱を注ぎ、すし職人養成にも尽力。昨年12月には農林水産省から「日本食普及の親善大使」に任命され、長年にわたる日本食文化の普及への功績が評価された。
訃報を受け、Katsuyaブランドを展開するSBEは「勝也さんはロサンゼルスのすし文化を形作り、『Katsuya』を誰もが知るブランドへ育て上げた。私たちは生涯をかけて築いたその理念を受け継いでいく」とコメント。「「あなたが残した功績は、私たちがお迎えする全てのお客さまと、一皿一皿の料理の中に生き続けます」」と追悼した。

まだお若いのに残念です。
安らかにお眠り下さい。
心からお悔やみ申し上げます。