パイオニアスピリット賞の表彰式で記念写真に納まる受賞者(前列)
グランドパレードに参加した受賞者。ダン・フクシマさん(写真上左)、四海百合子さん(写真下中央)

 二世週財団(ヘレン・オオタ実行委員長)は、南カリフォルニアの日系社会の発展に尽くし、顕著な功績を挙げた6人をパイオニアスピリット賞に選出し、表彰昼食会を8月14日、ロサンゼルス・ダウンタウンのオムニ・ロサンゼルスホテルで開いた。参加者約350人が見守る中、受賞者は受賞を励みにさらなる社会貢献を誓った。

 受賞者は、ダン・フクシマ、波多江美代子、入江健二、ジョイス・チン、四海百合子、ナンシー・ウエムラの各氏。6人はオオタ委員長や二世週祭女王らにエスコートされ、万雷の拍手と歓声の中で入場し、ヘッドテーブルに並んで着席した。

 乾杯のあいさつに立ったオオタ委員長は、二世週祭への多大な支援に敬意を表し、受賞者に祝意を込め最大級の賛辞を送った。「真の先駆者は、人々が通る道を切り開くだけでなく、その基盤を作ってきた人々だ」と強調。受賞者について「われわれ日系社会の伝統を継承し次の世代に伝え、社会を鼓舞し、堅実で活気みなぎる社会を作ってきた。自らの生活を犠牲にしてまで尽くした、たゆまぬ献身に感謝したい」と称賛した。

グランドパレードに参加した受賞者。ナンシー・ウエムラさん(写真上中央)、波多江美代子さん(写真下中央)

 各受賞者にロサンゼルス市から表彰状が、二世週財団からは記念の盾が授与された。受賞者を代表し、四海さんが謝辞を述べた。「われわれ6人を権威あるこのパイオニアスピリット賞に推薦してくれた団体、そして、われわれを支え、この受賞に導いてくれた家族、友人ら全ての人々と、二世週財団に感謝したい」と述べた。

【写真上】二世週祭のプリンセスにエスコートされ表彰式に臨むジョイス・チンさん(右)【同下】表彰状と記念の盾を受け取る入江健二さん(中央)

  四海さんは、各受賞者の功績も紹介した。フクシマ氏を「生涯にわたり若者育成とスポーツ団体を支援し、さまざまな社会活動を通じて日系社会をけん引し強固にしてきた」。波多江さんを「合唱音楽の指導者で、日系社会のリーダー。合唱を通して異なる世代や文化をつなぎ、調和と平和、日系の伝統を継承してきた」。日系3世の芸術家で作家、教育者のウエムラさんを「芸術のプロとしての活動と豊富な経験を通し、小東京の歴史の保存と、コミュニティーにおける芸術の重要性を伝えてきた」。チンさんを「生涯にわたる教育者であるとともに、長年にわたり二世週財団やその他多くの日系社会の団体で奉仕活動にいそしんでいる」。入江さんを「内科医であり、50年以上にわたり当地の日本人と日系米国人、高齢者の健康維持を支えてきた。剣道の師範でもある」とたたえた。また、弁護士であり、剣道は六段の腕前を持つ四海さんは、自身のことを「法律や日本文化、社会奉仕の分野で、さまざまな日系団体に携わってきた」と紹介した。各人の経歴が紹介されるたびに、会場から大きな拍手が沸き起こった。

 受賞者は先に行われた二世週祭のグランドパレードにも参加し、奉仕活動を支えてきた配偶者、子ども、孫などの家族や、親友、職場の同僚、ボランティア仲間などと共にオープンカーに乗り込み、沿道の観衆から送られたひときわ大きな声援に笑顔で手を振って応えた。

登壇し受賞者を代表し謝辞を述べる四海百合子さん

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