130人が参加した大会の表彰式。左から西元大会委員長、2位平野さん、3位福田さん、優勝者山県さん、当銘会長、新村領事
130人が参加した大会の表彰式。左から西元大会委員長、2位平野さん、3位福田さん、優勝者山県さん、当銘会長、新村領事
 今年で創立50周年を迎えた南加県人会協議会(当銘貞夫会長)は、運営資金捻出のための第12回「在ロサンゼルス日本総領事杯ゴルフトーナメント」(西元和彦大会委員長)をこのほど、モンテベロ・ゴルフコースで開催した。大会の収益は、日本文化奨励など協議会の活動や東日本大震災の義援金に使われる。大会はゴルフ日和の下、130人が和気あいあいとプレーし親睦を深め、キャロウェイ方式で優勝を争い、広島県人会の山県武博さんが初優勝した。

横田幸子さん(秋田)のドライバーショット
横田幸子さん(秋田)のドライバーショット
 優勝した山県さんは、2位だった昨年よりも今年は調子が悪かったといい「自分のゴルフができなかったが、(キャロウェイのルールに助けられ)ラッキーだった。広島県人会のメンバーと和気あいあいとプレーして、優勝もできて良かった」と喜んだ。チャリティーゴルフに参加し「社会の役に立てたのでうれしい。来年も参加したい」と述べた。
 表彰式に出席した新村出領事は、ゴルフ大会について「地域と被災地への支援を続け、すばらしい」と高く評価。県人会協議会の活動を「若い人の交流と人材育成を行っている。県との交流も行っていて、日本との結びつきをさらに強めてもらいたい。今年は50周年の大切な節目なので、活発な活動を続けてほしい」とエールを送った。
 当銘会長は、ゴルフ大会開催で支援を仰いだスポンサーや幾度もの会合を開き準備に当たった大会委員とボランティアに謝意を表した。50周年記念行事(9月14日式典開催、比嘉朝儀実行委員長)について会長は「歴代の協議会の会長など功労者を表彰したりし、コミュニティーに感謝を伝える。県人会以外の団体との交流を深める契機にしたいので、ぜひとも成功させたい」と抱負を述べた。
 今大会で挙げた約1万2300ドルの純益は、同協議会の運営資金に充てるほか、日本語を学習したり、
ロングパットを決める参加者
ロングパットを決める参加者
日本文化を継承したりする青少年育成のための奨学金授与や他の非営利団体へ寄付するなどさまざまな活動に役立てられ、日系社会の発展をサポートする。協議会はまた、震災支援を継続し、これまでに18万ドルを超える義援金を被災地へ送っており、今大会で支援は4年連続となった。【永田潤、写真も】
▽15位まで順位と各賞の入賞者(敬称略)
優 勝 山県武博(広島)91 23.8 67.2
2位 平野敬士(愛媛)85 17.0 68.0
3位 福田東司(岩手)92 23.8 68.2
4位 半田俊夫(東京) 87 18.7 68.3
5位 宮本悟士(広島) 89 20.4 68.6
6位 川口良枝(愛媛)84 15.3 68.7
7位 ジョージ砥上(和歌山) 84 15.3 68.7
8位 重田光康(鹿児島)91 22.1 68.9
9位 清水実千男(鹿児島) 83 13.6 69.4
10位 下間 清(岩手) 83 13.6 69.4
11位 島崎邦彦(京都) 78 8.5 69.5
12位 マーク・マツイ(南加) 78 8.5 69.5
13位 タック反田(広島) 92 22.1 69.9
14位 ニック吉村(鹿児島) 87 17.0 70.0
15位 藤原平雄(秋田)99 28.9 70.1

▽ ニアピン賞
6番 北原五十博(山形)
9番 稲葉 瞳 (岡山)
14番 西元和彦(鹿児島)
16番 横山源蔵(山形)
▽ベストグロス賞
男子 原田 健 73(愛媛)
女子 稲葉 瞳 74(岡山)
▽ロンゲストドライブ賞
男子 スティーブ・ササイ(栃木)
女子 ローレン・スズキ(秋田)
▽サークルショット賞
金城淑枝(沖縄)、須永剛(徳島)、稲葉瞳 (岡山)

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