] 来賓の天野宏之・在ロサンゼルス日本総領事館領事とテランス・パウエル・ロサンゼルス郡衛生局局長、吉村佐知子・JETROロサンゼルス事務所所長が祝辞を贈った。和食の同遺産登録を祝福し「日本食が世界に認められたのは、日本食に携わるみなさんのおかげでもある」などと称賛し、協会のますますの発展を願った。席上、協会設立時から協力する清酒メーカー6社に感謝状が贈られた。
新年のあいさつに立った波多野会長は、和食の同遺産登録を、手放しでは喜んでいない。その理由を日本と海外の料理人の技術の差の大きさを案じており「アメリカの和食界は、困難が続くと思う。日本食レストランに携わる人が、自覚して技術を向上させなければならない」と呼びかけた。協会の運営については「より多くの会員を作って、日本食を普及させたい」と述べた。日本政府は世界に、日本食と「国酒」(清酒と焼酎)を広める政策を推進しており、会長は「総領事館とジェトロと手を組んで、いろいろな企画を行いたい」とし、コラボレーションに意欲を示し、協力を求めた。
JRAの会員は、レストラン経営者などが多く店が忙しいが、年間を通してさまざまな行事を開いている。精力的な活動は多岐にわたり、レストラン経営セミナー(衛生、法律、会計)、食品取り扱い証明書教室(マネジャーと従業員対象)、チャリティーゴルフ大会、すしを提供する敬老引退者ホームの慰問、二世週祭女王候補のスポンサー、日本食を広く一般に紹介する食の祭典など。
JRAの詳細は、電話213・687・4055。
www.jrasc.com
【永田潤、写真も】