小東京の開業医、入江健二医師が著した「70歳からの健康法」
 小東京の開業医・入江健二医師が、新刊「70歳からの健康法」(論創社)を発表した。同書は、南カリフォルニア庭園業連盟の機関誌「ガーデナの友」に執筆しているエッセイ「小東京ヤブ日記」(2014年から17年11月までの連載)をまとめ1冊の本にした。

 入江医師は、自著について「読んでおもしろく、しかもためになる本」と自負する。さらに「70歳を超えた人には、戦争や戦後にまつわる想いがあり、それを健康談義の中に込めたつもり」と語っている。
 著者は、第2次世界大戦後の東京で育ち、栄養失調に起因する、あるいは栄養失調を背景とする種々の健康上の問題(長期の風邪、慢性鼻炎、痔、自律神経失調症、うつ病など)に悩んだ体験を持つ。これらの病気が、後期高齢の現在にも影響を及ぼしている、と自己診断する。
 本には難しい病名が出てくるが、語り口は明るくユーモアに富み、読みやすく、「70歳からの健康法」を分かりやすく説いている。また、自己の経験や患者を診察した多くのエピソードが含まれていて説得力がある。挿絵(高山啓子作)も温かく、好ましい。
 小東京のウエラーコート2階の紀伊國屋書店(電話213・687・4480)で発売中。定価は23ドル99セント。

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