役員の宣誓式が、パトリシア木永弁護士の立ち合いで執り行われた。1月の理事会で承認された役員11人は、前期から全員留任。抜群のチームワークで、協会をけん引する。藤田会長をはじめメンバーが任務の全うを誓って正式に就任すると、期待を込めた大きな拍手が送られた。
藤田会長は、地元オレンジ郡のみならず、南加の日系社会全体の発展を熱望して調和を提唱しており、この日も改めて「多くの日系団体がまとまって協力し合って、より強固な日系コミュニティーを構築することだと確信している。日本の大切な文化や伝統、習慣を後世に伝えるためにもOCJAAがみなさんとともに活動できることを心から楽しみにしている」と、
来賓を代表し、4人が祝辞を贈り新役員の前途を祝し、協会の活動をたたえ、さらなる発展に期待を寄せた。
エンターテインメントは、日舞「若久会」の若柳久女が「老松」の祝舞を披露し、エミリー・ウォングさんは琴で「さくら」とタイタニックのテーマ曲を演奏し、それぞれに大きな拍手が送られた。
OCJAAは「Keiro」からの助成金を昨年までに3年続けて受けており席上、KeiroのCEOにこのほど就任したジーン・カナモリさんから藤田会長にチェックが手渡された。
ラッフル抽選会とサイレントオークションを催し、個人や企業などから寄せられた多くの品々が会場を彩った。大リーグのエンゼルスからは大谷選手のサイン入りの写真が贈られたのは、OCJAAが昨季、応援ツアーを2度企画したお礼だ。今季も7月16日に行う観戦のチケット1000枚をすでに押さえており、会員と一般に参加を呼びかける。【永田潤、写真も】