先日の春日和の日曜日、久しぶりに仲間たちとMLR(メジャーリーグ・ラグビー)の試合をUCLAキャンパス内のウォリス・アネンバーグ・スタジアムで観戦した。日差しがまだ照りつける夕刻5時、青空の中プレーが開始された。収容席2145の半分弱、40%の入りか。公式記録の発表はないが、約800人が集客した。
 LAとサンディエゴのチームが合併し、今シーズンからカリフォルニア・リージョン(California Legion)に改名したホームチームを応援。対戦相手は、MLR創立後最初の2シーズン(2018年と19年)連覇を果たし、一時日本代表の山田章仁(あきひと)選手が所属したシアトル・シーウルブス。両チームには米国人はもちろん、トンガ、南アフリカ、イングランド、アルゼンチン、ニュージーランド、ウルグアイ、ナミビナからの選手たちがそろい、国際色豊かな大会になった。
 前半20分頃にはシアトルが連続トライを決め14点差に。リージョンは、徐々に追いつき、後半すぐに逆転。再逆転されたが、さらに再々逆転。その後攻防が続き、追い込まれたが、最後は38対31で勝利を収めた。
 俊敏なフットワークで敵だけでなく味方も翻弄(ほんろう)する快足アスリートや身長2メートル前後のプレイヤー、体重120キロ級の巨漢選手が多数にそろう。まるでプロレスラーたちが肉弾戦を繰り広げる迫力あり、白熱した試合展開で、観客席からは頻繁に大歓声が沸き起こった。隣席した米国人中年カップルは「ルールは分からなく初めてのラグビー観戦だけど大いに楽しんだ」とコメント。
 試合後グラウンドに降りて、活躍したオーストラリア出身で身長196センチのベン・ヒューストン選手を激励すると、「将来日本のリーグでプレーできたら素晴らしいよ」と語った。
 MLRは一時13チーム在籍したが、不採算による資金繰りの悪化、市場開拓率の低迷など、今シーズンは6チームに激減。ラグビーファンとして、なんとか巻き返してほしい。つくつぐ思うが、ラグビーの醍醐味(だいごみ)は、あの楕円(だえん)球を採用していることだ。MLRの将来を象徴するかのように、バウンドしたボールがどこに転がるか、勝負の行方が予測できないワクワク度が盛りだくさんなのだ。(長土居政史)

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