第1部の演芸会は、16の県人会から約150人の芸達者たちが18演目を繰り広げた。日舞や民謡、三味線、太鼓、三味線など、お国自慢の郷土色豊かな華やかなステージが続いた。出演者は所属県人会の新年会やピクニックで発表しており、場の盛り上げはお手の物。コーラスやカラオケ、ダンスなどの熱演に大きな拍手が送られた。
5人の受賞者を代表し、久良木麻椰さんが、きれいな日本語で謝辞を述べた。久良木さんは琉球國祭り太鼓のメンバーとして6年間活動しており「沖縄文化を継承する思いが芽生え、活動を通して広がるさまざなまな人々との出会いに恵まれて多くを学ぶことができた」と紹介した。光栄という受賞については「感謝の気持ちを忘れず、南加県人会協議会の奨学生であることを誇りに沖縄文化のみならず、日本文化の知識と技を磨き、日米の懸け橋にとなれるように精進していきたい」と抱負を語った。
▽育英奨学金の受賞者は次の通り。(敬称略)
清水美咲、石田杏、久良木麻椰、林まなみ、林きさ
小沢あきこ、10曲を熱唱
艶のある美しい声響かせ
歌い終えた小沢は、サイン会を催しファンを見送った。同演芸会で歌うのは3回目といい、「アッコちゃん」などの大きな声援を受け「帰ってきた感じがして『ただいま』と言いたいくらいうれしかった」と喜んだ。協議会の活動については「会員が親睦を深めながらボランティアで活動し社会に貢献し、若者も育てていてすばらしい」と述べた。【永田潤、写真も】