マジックハンドで検体を受け取る係員
 記者も早速、予約をして、「コロナテストに行ってきました!」 

 ロサンゼルス郡の住民なら誰でも無料で新型コロナウイルスの陽性検査が受けられるようになったからだ。
 検査能力の大幅な向上に伴いテスト会場の数が増加している。症状がなくても予約可能だ。症状がある人とエッセンシャル業務に就く人は優先的に一両日の予約を獲得できるが、違いはそれだけである。
 申し込みの専用サイトに入ると症状の有無などのスクリーニングの後に、場所と予約可能な日時、残数のリストが案内される。私は2日のドジャー球場駐車場の会場を選んだ。
 3時の予約の20分前に着いたが、長い車の列が高速道路110号線に沿って1・2マイル先まで続いていた。最後尾に車を付け、のろのろと一般道から会場に乗り入れる地点まで進み、ここで係員と最初の接触。
 「予約はあるか?」と聞かれて「イエス」と答え、「確認番号の最後の5桁を聞かれるから用意しておいてね」と言われ「イエス」と答え、「ビデオを見たか?」と聞かれて…、実は見ていなかったのだが、当日の羅府新報掲載の知識から「咳をしてから、口の中をスワブ(綿棒)で拭うのですよね?」と答えたら、「そうそう、分かっているね、OK」と言ってもらえた。

防護服で対応する第1チェックポイントの係員
 会場内には2カ所のチェックポイントがある。最初のチェックポイントで自分の確認番号が記された小袋入りのテストキットを渡される。車内で口内の粘膜の唾液を採取しスワブを小さな試験チューブに密閉。チューブの中には試薬の液体が入っていた。
 検体を小袋に戻し、二つ目のチェックポイントで提出して、終了だ。車を降りることなく、ドライブスルーで全てが進行し、窓は必用な時以外は閉めているよう注意された。かかった時間は、車の列に並んでから最初のチェックポイントまでが1時間、その後は5分でことが終わった。あとはEメールで数日後に届く結果を待つだけだ。
 これから行く人には、ぜひビデオを1回見ておくことをお勧めする。YouTubeで誰でも見ることができる。実際、ほぼ、この通りの体験なので、見ておけば私も、もっとリラックスしていられたと思う。ビデオと異なるのは、検体の提出方法が窓から手を差し出してドロップオフする(ビデオの説明)のではなく、マジックハンドを持った係員が小袋をつまんで持っていったことぐらいだ。これらの詳細はきっと会場により多少の差があるだろう。
 ドライブアップ専用会場は徒歩での来場が出来ないので、車がない場合はウォークアップのできる会場を選ぶ必要がある。
 これからの規制解除後の日常の中で、定期的な陽性検査が「ニュー・ノーマル」となっていくことが考えられるが、高齢者や子どもなど誰にとっても簡単で、苦痛もない検査なので、安心した。
 見てから行きたいビデオのサイト—
 www.youtube.com/watch?v=LikLtN8wuXI
 LA郡の予約サイト—
 lacovidprod.service-now.com/rrs
 エッセンシャルビジネス従事者の専用予約サイト—  
 lacovidprod.service-now.com/rrs_first_responders
【長井智子、写真も】

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