アジア系に対するヘイトクライムが増加しする中、護身術教室に参加し、基本的な動きを学ぶ日系高齢女性たち
 小東京のテラサキ武道館の中庭で5月29日、メリノール空手クラブのミーガン・テラモトさんの指導による護身術教室が開かれ、参加したシニア女性たちが身を守るためのすべを学んだ。東本願寺、リトル東京サービスセンター、ニッケイ・プログレッシブが共催したこの教室は、アジア系米国人に対するヘイトクライムが増加し、その多くがアジア系の高齢女性を標的にしていることを受け開催された。

護身の方法を指導するメリノール空手クラブのミーガン・テラモトさん
 教室では、まず軽いウォーミングアップの後、白い空手着に身を包んだミーガンさんが、自己認知と護身術の基本的な動きについて指南。ミーガンさんによると、最も重要なことは、周囲に気を配り、携帯電話に視線を落とすのではなく顔を上げておくことだという。参加者たちは、列を作り互いにすれ違う相手とのアイコンタクトの取り方を学んだ。
 当日は、ミーガンさんの姉妹のエミリーさんとベスさん、そしてミゲル・バルガスさんが、踏みつける、殴るなどの動きを指導。しかし、ミーガンさんは、これらの術は可能な限り使わない方が望ましいと話している。
 ミーガンさんは、参加者に宛てたメールの中で、護身術の三つのコツをリストアップしている。①最も有効な護身の方法は、危険な状況に身を置かないように意識すること。②危険な状況に陥ったときは、逃げること。③それでもダメなら全力で反撃する。あきらめない!
 「常に周りの状況に気を配り、目を光らせておくことは重要だが、強要はできない。本当に強いのは人の心であり、心の声に耳を傾け注意を払うことで自分の安全を守ることができる」とミーガンさんは話している。
 エミリー・タケイ・レーラーさんは、東本願寺会員でいとこのヒデコ・イケハラさんと共に教室に参加。「襲われたときに、自分の身を守れるようにしておかないといけないと思った」と話している。
防御の動きを学ぶスーザン・ミタさん(右)
 また、今月26日(土)には午前10時半から正午まで。テラサキ武道館において、ロッド・クラトミさんによる護身用具の「クボタン・キーホルダー」を使ったシニア向けパーソナル・セルフディフェンス教室が開催される。「クボタン・キーホルダー」は5ドルで購入可能。教室への参加を希望をする場合は、19日までにトヨシマさん宛てにメールで申し込む。メール—
 cytoyos@gmail.com
【グエン・ムラナカ、訳=砂岡泉、写真=マリオ・レイエス】
指導したメリノール空手のメンバー。右からエミリーさん、ミーガンさん、ベスさんの3姉妹とミゲル・バルガスさん

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