カリフォルニア州管掌の医療保険「カバード・カリフォルニア」の2022年度加入申請受け付けがスタートする。来年度の保険は、連邦政府からの補助金が拡大されるとあって、メディケア、メディカル、雇用者が提供する保険に加入できない多くのカリフォルニア州民にとって、昨年よりも手頃な保険料になるようだ。ロサンゼルス・タイムズが報じた。
これらの補助金は、議会が「アメリカ救済計画」を可決し、バイデン大統領が署名した後、2021年半ばに大幅に増額しており、この増額分は22年も有効となっている。さらに、23年以降も、大統領による1兆7500億ドル規模の大型歳出法案「ビルド・バック・ベター」により3年間は増額した補助金が維持されることになっている。
この補助金拡大によって、22年度の医療保険は、連邦貧困水準の150%まで、つまり単身者の場合、年収1万9320ドル以下であれば月1ドルで加入できる。それ以上の収入がある場合も、 収入に応じて補助額が算出される。個人の自己負担額は年収の8・5%以内。雇用主が従業員の自己負担額8・5%以下の医療保険を提供している場合は、補助金は受けられない。
カリフォルニア大学バークレー校のレイバーセンターが行った調査によると、この補助金の追加により、2022年には13万5千人の州民が保険に加入できるようになり、さらに150万人の加入者の保険料が減額されると予測されている。このうち約15万人は、これまでは所得が以前の基準を上回っていたために、保険料の負担を軽減する補助金を受ける資格がなかったという。
2010年の「Affordable Care Act」(通称オバマケア)に基づき、皆保険を目指し設立された「カバード・カリフォルニア」は、オープンエンロールメントと呼ばれる期間のみ加入が可能となっている。同州の法律では、例外を除き、成人は医療保険加入が必須で、未加入の場合は、確定申告時に数百ドルから数千ドルのペナルティーが科せられる。
22年度の加入申請受け付けは、1日から開始しており、オンライン(www.coveredca.com/get-started)、電話800・300・1506、または保険のナビゲーター(ウェブサイト「Apply With a Certified Enroller」から探す)のオフィスで加入することが可能。受け付け期間は、22年年1月31日までなっているが、年明けから新規プランを適用したい場合は21年12月15日までに申し込む必要がある。
