FIL強盗の被害に遭ったサンフランシスコのルイ・ヴィトン=21日 (AP)

 ロサンゼルス郡保安官局は28日、住宅建設資材の小売チェーン「ホームデポ」のレークウッド店で26日に発生した強盗事件の容疑者4人を特定した。今回の事件は、先週からロサンゼルス各地で多発している強盗事件の一つだという。ロサンゼルス・タイムズが報じた。
 26日午後8時頃、約8人の集団が入店し、400ドル相当の大型ハンマーやバールなどを盗んで逃走していたが、一部の容疑者が約30マイル離れた場所で交通違反の取り締まりをしていたビバリーヒルズ警察の検問に引っ掛かり拘束された。後にホームデポの強盗の疑いで、ロサンゼルス郡保安局に逮捕されたという。同局は、この強盗事件に関与する他の容疑者らの行方を追っている。
 ロサンゼルス近郊ではこのところ、同様の強盗事件が相次いで発生している。21日午前0時過ぎには、ビバリーヒルズの高級ブランド店「ルイ・ヴィトン」と高級デパートの「サックス・フィフス・アベニュー」で、犯人が店頭の窓をたたき割り侵入しようとする強盗未遂事件があったほか、22日の夜には「ノードストローム・アット・ザ・グローブ」の窓ガラスが割られ数千ドル相当の商品が盗まれた。後述の事件では窃盗犯3人が逮捕されている。また、26日のブラックフライデーの夕方から各地で多くの強盗未遂および強盗事件が発生。ロサンゼルス市警は同日午後8時半から27日の午前2時まで市全域に警戒態勢を敷いた。
 また、同様の事件は、サンフランシスコの高級小売店でも発生している。
 カリフォルニアのギャビン・ニューサム州知事は一連の犯罪に対し、「混乱を引き起こし街に恐怖を与えている」と述べた。知事によると、州の小売業犯罪対策本部は今年7月からこれまでに773件の捜査と、約2千万ドル相当の盗品を回収している。年末のショッピングシーズンに向け、人通りの多い場所やその周辺でカリフォルニア・ハイウェー・パトロールによる警備を強化すると述べた。また、小売店を狙った窃盗団の摘発をより積極的に行い、来年度にもそのための予算を計上する予定だという。
 2021年、ロサンゼルスにおける強盗事件は、前年比3・2%の増加だが、地域によっては著しく被害が増大しており、メルローズ街を中心としたウィルシャー地区では、20年以降、強盗発生件数は20%増加している。また、ビバリーヒルズ警察は昨年、犯罪の増加を訴えるビジネスオーナーらの声を受けて、ロデオドライブでの取り締まり強化を開始している。

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