ハリウッドのバーでマスクをして談笑する顧客と店員。カリフォルニア州では15日、全域で屋内でのマスク着用が義務化された=5月4日撮影 (AP)

 カリフォルニア州当局は13日、州全体で屋内の公共スペースにおけるマスク着用義務化を発表、15日に発令した。期間は2022年1月15日までとなっている。州保健福祉長官のマーク・ガーリー 博士は「屋内のマスク着用が10%増加するだけでも新型コロナウイルスの感染を大幅に減らすことができる」と述べた。
 これにより、サンディエゴ郡、オレンジ郡、インランドエンパイア、セントラルバレー、北カリフォルニアの農村部などを含む地域に住む、州人口の約半分に当たる人々が、新たな義務化の影響を受ける。ロサンゼルス郡やベンチュラ郡、サンフランシスコ・ベイエリアのほとんどは、すでに独自の屋内マスク義務化を具体的な期限を設けずに行っている。
 冬期に入り州内ではデルタ株が急増。オミクロン株の感染拡大も懸念されている。感染者はこの2週間半で50%増加しており、疾病対策センターは、同州は感染レベルが高く、連邦政府の4段階評価で最悪のレベルであるとしている。
 州公衆衛生局は、感染を防ぐために、N95などの医療用マスクを着用すること、ワクチンの接種、手洗いの徹底、人混みの多い場所を避けること、ワクチン接種が完了するまで国内・国外旅行を控えることなどの注意を呼び掛けている。発熱やせきなどの症状には検査、医療機関への連絡と自宅隔離を行うように促している。

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