
第47回アキュラ・グランプリが8〜10日、ロングビーチで開催される。佐藤琢磨が出走するメインレースのインディカー・シリーズ今季第3戦は10日午後12時45分に決勝を迎える。その他、期間中は市街地コースで各種レースと関連イベントが開催される。

開催に先立ち3月29日、レース会場で記者会見が開かれ、大会関係者があいさつに立った。パンデミックのために6カ月遅れで開催された昨年9月の前大会が終わってから、わずか半年の準備期間で開催にこぎ着けたことについて、グランプリの社長兼CEOのジム・ミカエリアン氏は「スタッフの献身のおかげでとても簡単だった。今年は例年通りの時期に開催し、再び戻ってくる人々を歓迎できることをうれしく思う。4月だ、春だ、バケーションだ、ロングビーチだ、グランプリの時が来た」と喜びを語った。
今季IMSAシリーズの開幕戦であるデイトナ24時間レースでワンツーフィニッシュを決めて2年連続優勝を飾ったアキュラのジョン・イケダ副社長は「今季のアキュラは大変に好調だ」と述べ、「ロングビーチのグランプリ・ウィークエンドは、アキュラARX—05とアキュラNSXGT3のレースを見ることができる」と期待を持たせた。
イケダ氏は、アキュラがポップカルチャーを舞台にマーケティングを推進していく意向を示し、「タイプS」をテーマにしたアニメ広告を制作したことを紹介した。4部作アニメシリーズ「タイプS チアキのジャーニー」には全く新しいラインアップの新型車、タイプSパフォーマンス、2020TLXタイプS、2022MDXタイプS、2022NSXタイプSが登場する他、2023年モデルの新型アキュラ・インテグラがカメオ出演する。

楽しく爽快な冒険ストーリーは、主人公のチアキと、運転技術をチアキに指導する叔父を中心に展開する。イケダ氏はアニメの内容について「チアキは日本人そして米国人としての多文化の背景を持つ若い女性。北米で作られたが日本にルーツを持っているアキュラと重なっている」と紹介した。作品中にグランプリとパートナー関係にある本物の企業名がバナーで登場し、ロングビーチのグランプリコースの風景が強調されている。「チアキのジャーニー」の全シリーズは、YouTube(youtu.be/GQlK7RdNA4M)で視聴することができる。
昨年覇者のコルトン・ハーターもイベントに参加し「昨年の優勝の再現を狙いたい」と意気込みを見せた。今季の戦いについて「ここまでの4位、12位という成績は、われわれが望む順位ではなく、楽しいが先は長いといったところ。今週末のレースではいい結果を残したい」と抱負を語った。
ロングビーチ・グランプリで優勝経験を持ち、インディ500を2度制した佐藤琢磨は今季、デイル・コイン・レーシングに移籍し、開幕戦10位、2戦目は20位。チームは小規模ながら、佐藤はロングビーチで初優勝を果たした時も小さなチームで実力を発揮し成功を収めており、今季の活躍に期待が寄せられる。

アキュラ・グランプリは8〜10日まで、インディカーをメインにポルシェ・カレラカップ、IMSAレース、ヒストリックIMSA GTPチャレンジ、スタジアム・スーパー・トラックス、フォーミュラーDスーパードリフト・チャレンジ・コンペティションなど、人気の各競技で練習走行、予選、決勝レースが催される。レースはダウンタウンの市街地で行われ、ショアライン・ドライブを起点・終点にコンベンションセンター、水族館、アウトレットショッピングモールの一部を取り囲んだ1・97マイルの設計コースを周回する。
マスクやワクチン証明なしで観戦できることが、記者会見で発表された。
チケットとイベントの情報はウェブサイト—
gplb.com

