強火で調理することが多い中華料理店は、ガス調理機器を欠かすことができない

 ロサンゼルス市議会は5月27日、気候変動対策として市内の新築住宅や商業施設のほとんどでガス調理機器を禁止することを決議した。オークランド、オーハイ、サンタクララなど、カリフォルニア州の50以上の郡や市で可決された同様の条例に続く動議だが、レストラン業界はガス調理を必要とするレストランへの影響を懸念している。ロサンゼルス・タイムズが報じた。

ロサンゼルス市のガス調理機器を禁止する動議可決は、ハンバーガー店にも影響が出そうだ

 市内のレストランに対する具体的な例外措置はまだ示されていない。ガスに頼って調理するレストラン経営者のためにロビー活動を行うカリフォルニアレストラン協会(CRA)は、2019年にバークレー市で制定された同様のガス禁止令を阻止しようと活動しており、現在も係争中だ。同協会は、中華料理における炒め物料理や、韓国料理における卓上バーベキューなど、特定の種類の調理は「ガスなしでは作り方や味が変わってしまう」と主張している。また、電気調理機器の導入や電気代の経費がかさみ、多くのレストランにとって大きな負担になる可能性が高い。
 今回の動議は、市の関係機関に年内の承認を得るために実施計画を作成するように求めている。動議を提出したニシア・ラマン市議会議員は声明で、可決は完全実施までのスタートであるとし「最終的に業務用厨房(ちゅうぼう)にどのような影響が出るかを語るのは時期尚早だ」と述べている。
 ロサンゼルス市は、州の目標よりも10年早い35年までに100%クリーンエネルギーに移行することを掲げている。 

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