ソーテル日本町に誕生したドクター・ジャック・フジモト・スクエアに掲げられた記念の標識

 ソーテル日本町のミシシッピー通りとソーテル大通りの交差点で10月23日、日系コミュニティーリーダー、そしてカレッジの学長として広く地域に貢献したジャック・フジモト博士をたたえる「ドクター・ジャック・フジモト・スクエア」の除幕式が開催された。当日はフジモト博士の家族をはじめ、関連団体などの代表者らが参加し、昨年93歳で亡くなった博士をしのびながらスピーチを行った。
 フジモト博士の写真と功績を記した2枚の記念標識は南西の角に設置された。式典の司会は、ロサンゼルス市を代表してレン・グエン氏、ジャイアントロボットストアのエリック・ナカムラ氏、ウエストLA/ソーテルコミュニティー活動家のナンシー・ベスコボ氏が務めた。
 ウエストLAホーリネス教会の中島光成師と、ウエストLAユナイテッドメソジスト教会のキース・イノウエ師が、それぞれ日本語と英語で祈りをささげ、米国仏教会のマービン・ハラダ総長と西羅府仏教会の高田興芳師が、表百(ひょうびゃく)を読み上げた。

ドクター・ジャック・フジモト・スクエアの誕生を祝った和太鼓演奏

 ハラダ総長は「フジモト博士はリーダーシップを持って、高等教育や寺院、サンガ、そして地域社会に献身的に貢献した。博士はバークレーにある米国仏教会の神学校である仏教学研究所の学長を長年勤めていたが、長きにわたる努力が実を結び同研究所は年々入学者数を増やし正規の大学として認定を受けた」と述べた。さらに「われわれは、彼の未来へのビジョンと高等教育に関する専門知識と経験が、仏教学研究所の今日の姿に役立ったことに感謝している。博士の名と功績が、地域社会のため、寺院のため、仏教徒の仲間のため、そして人類のために無私の心で自らをささげた人物として、永遠に記憶されることを願っている。博士への深い敬意と尊敬の念を込めて、彼のリーダーシップと奉仕に敬意を表し、この記念標識を奉献する」と締めくくった。
 記念標識設置の動議を提出したマイク・ボニン市議(第11区選出)は、フジモト博士の家族と関係者に向かって「ジャックの功績をたたえ、同時に彼が人々の心に永遠に残るような機会を提供する特権を与えてくれて感謝している。私はジャックを10年以上知っていたが、彼は一貫してこの地域の歴史と遺産を大切にし、さまざまな形で貢献していた。数年前に『ソーテルジャパンタウン』の看板を設置することができたのは、ジャックの行動力と忍耐、そしてこのコミュニティーに対する愛があったからだ」と語った。ボニン市議とフジモト博士の家族が一緒に幕を外し記念標識が現れると、会場からは歓声と拍手が沸き起こった。
 その後、JISソーテル日本学院でレセプションが開催され、共同学院長のジュディ・オキタ氏が歓迎の辞を述べた。レセプションでは、ソーテルジャパンタウン協会による歴史写真の展示とビデオ上映、JISの子ども向けのアート、クラフト作り、コミュニティー情報コーナー、おにぎりやまんじゅうなど提供する日本食ブースでにぎわった。また、地元企業の商品券やフジモト博士の著書 「Sawtelle: West Los Angeles’ Japantown」が当たる抽選会が行われ、盛況のうちに終了した。(JK・ヤマモト、写真=マイケル・カルロス)

除幕した記念標識を見上げるマイク・ボニン市議(右)ら式典の参加者

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