米現代舞踊の歴史と社会的背景を色濃く映す名作に挑む笠原

笠原は23日の舞台で、ソロ作品「Satyric Festival Song」を演

 ハリウッドのフォード劇場(2580 Cahuenga Blvd E.)で23日(土)に開かれるルラ・ワシントン舞踊団の創立45周年記念公演に日本人ダンサー笠原こずえが出演する。アフリカ系米国人振付家ルラ・ワシントンによって設立されたこのダンスカンパニーは、アフリカン、モダン、バレエを融合させた独自のスタイルで、米現代舞踊の最前線を走り続けてきた。

 公演では、ルラ自身の作品のほか、米現代舞踊を語る上で欠かせない3人の巨匠マーサ・グラハム、タリー・ビーティ、ドナルド・マッケイルの代表作も上演される。加えて、ルラの娘である振付家タミカ・ワシントン・ミラーによる新作も披露される予定だ。
 この注目の舞台に出演する日本人ダンサーの笠原はマーサ・グラハム振り付けのソロ作品「Satyric Festival Song」、ドナルド・マッケイルの代表作「Songs of the Disinherited」の他、ルラおよびタミカの振り付け作品にも出演。米現代舞踊の歴史と社会的背景を色濃く映す名作の数々に、身体を通して挑む。

舞踊団創立45周年記念公演に臨む笠原こずえ

 横浜市出身の笠原は、幼少期からバレエを学び、青山学院大学卒業後にロサンゼルスへ渡米。2019年より同団に所属し、舞台出演のほか、教育活動や芸術監督の補佐など多岐にわたり活躍している。20年に予定されていた40周年記念公演はコロナ禍で中止となったが、今回ようやく訪れた節目の舞台に、並々ならぬ思いで臨む。異なる文化圏で踊りながら、その歴史や社会的文脈を丁寧に学び、表現する笠原の姿は、名声を超えた静かな感動を見る者にもたらすだろう。

 同舞踊団は1979年に設立。創作活動は舞台にとどまらず、映画「アバター」やディズニー映画「リトル・マーメイド」など映像作品にも及ぶ。
 公演は午後8時から。チケットは29ドルから。購入は劇場の公式サイト— 
 https://my.theford.com/en/syos2/performance/11172

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