

真夏の小東京を祭り一色に染めた二世週祭は、公式行事のベビーショーを皮切りに、さまざまなイベントが行われた。日本の伝統文化では、華道や書道、茶道、盆栽、木目込み人形、刀剣、陶芸、太鼓演奏、七夕飾り、武道などの展示・実演が行われ、二世週祭の活動の主旨である「日本の伝統文化と日系米国人文化を、多様な人種が暮らす南カリフォルニアの人々に紹介する」取り組みを実践した。

コロネーションボウルではキミ・ルックさんが新女王に選ばれ、今後1年間、6人のプリンセスと共に日系コミュニティーを代表する親善大使の役割を担い、他のコミュニティーとも交流する。ルックさんは戴冠してからの1週間について、「小東京の団体や商店、ゴーフォーブローク記念碑などを訪れ、日系社会の多くの人々と出会い、刺激を受けた。約150年の小東京の歴史の重みを実感した」と振り返り、「活動は始まったばかり。これからの1年、日系コミュニティーの代表として任務を全うしたい」と抱負を語った。
また、二世週財団が選んだグランドマーシャルのトーマス・イイノさんをはじめ、各賞の受賞者が表彰された。グランドパレードでは、受賞者を含め60を超える個人や団体が練り歩いた。踊りの演目は、坂東秀十美師が振り付けを担当した「川崎おどり」と「それが大事」で、日舞の各社中が美しく舞った。

街頭音頭では、日本民謡「松豊会」が演奏し、会主の佐藤松豊師の歌声に合わせて参加者がやぐらを囲み踊った。他にもミュージシャンなどが多数出演し、生演奏に合わせて踊りを楽しんだ。新たな試みとして、フラッシュモブダンスや、マイケル・ジャクソンの「今夜はビートイット」、荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」の曲に合わせて伝統的な盆踊り曲の振り付けで踊るなどした。先週着任したばかりの室田幸靖(こうせい)総領事も家族と一緒に踊りの輪に加わり、「二世週祭デビュー」を飾った。
最後にヘレン・オオタ委員長が来年も委員長を務めることが発表された。オオタ委員長は今年の祭りを振り返り、「皆が助け合い、何事にも団結して取り組む日系コミュニティーの絆を示しながら、二世週祭を創始し継続してきた先人と、今年の祭りに参加してくれた人々に向けて、『感謝』を伝えるこ

とができたと思う。われわれ日系人の『コミュニティースピリット』を示せてうれしい」と胸を張った。さらに、「今年の二世週祭は終わったが、二世週財団は女王とプリンセスと共に1年を通して活動し、日系コミュニティーを支えていく。私は来年も委員長を務めるが、委員長だけが重要な仕事ではない。二世週祭を支える一人一人の重要な仕事が合わさってこそ、祭りは成功する。みんなで支え合って頑張りたい」と、来年に向けての意欲を示した。 (永田潤)



