新しく掲げられた「ユニクロ・フィールド」の看板を背に写真に納まる、(左から)スタン・カステン(ドジャース社長兼共同オーナー)、柳井正(ユニクロブランドを展開するファーストリテイリング代表取締役会長兼社長)、マーク・ウォルター(ドジャースオーナー)、デーブ・ロバーツ(ドジャース監督)、柳井康治(ファーストリテイリング取締役)の各氏

 ロサンゼルス・ドジャースは3月25日、日本のファッションブランド、ユニクロと球場命名権に関する歴史的なパートナーシップ契約を結んだと発表した。2年連続でワールドシリーズを制した王者ドジャースは翌26日、2026年シーズンの開幕を迎え、新たに名付けられた「ユニクロ・フィールド・アット・ドジャースタジアム」の名称がファンに披露された。

登板に備え、ユニクロのスポンサーロゴがあるが外野で練習する大谷選手

 64年の歴史を誇るドジャー球場において、球団が企業スポンサーと命名権契約を結ぶのは今回が初めて。3月15日に雑誌「ザ・アトランティック」のケイティ・ウー記者が最初に報じたところによれば、ドジャースはユニクロと、歴史ある球場の「公式フィールド・プレゼンティング・パートナー」となる契約で合意したが、球場そのものの名称は引き続き、「ドジャースタジアム」として維持される。ウー記者によれば、ドジャースは22年からフィールド・パートナーシップ契約の獲得を模索していたという。

 球団幹部は長年にわたり、伝統ある名称を守ることは神聖なものであるという立場を取ってきた。「球場名は決して売り物ではない。これまでもそうであったし、これからも決して売ることはない」と、スタン・カステン社長は2017年にロサンゼルス・タイムズに語っている。

 同球場のセンター付近に新たな看板が設置された他、ユニクロの企業名は球場内の視覚的要素や各種の言及において広く使用される予定である。

 東京に本社を置くユニクロは日本を代表するファストファッション(流行を短期間で商品化する低価格衣料)ブランドの一つであり、今回の契約により球場の最上位スポンサーとして独占的なマーケティングおよびプロモーション機会を得ることになる。

 球団は、日本での圧倒的なドジャース人気を追い風に、さらなる収益拡大を図っている。この流れは23年に二刀流のスーパースター、大谷翔平選手と10年総額7億ドルの契約を結んだことを契機に加速した。その後、ダイソー、トーヨータイヤ、ヤクルト、全日本空輸(ANA)など、日本企業のスポンサー契約が相次いだ。今シーズンは新たに日本の酒ブランドも、スタジアム内の一部エリアで飲料提供を行う予定だ。(マイキー・ヒラノ・カルロス)

大谷選手が活躍するユニクロフィールドで、ユニクロのロゴが随所に見られるようになった

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