2週間ほど前からカーソン市で発生している悪臭への対策としてロサンゼルス郡は15日、消臭剤の散布を開始した。水路を管理する同郡公共事業局のディレクター、マーク・ペストレラ氏は「臭気は5日以内に消える」としているが、自治体の対応の遅れが問題となっている。ロサンゼルス・タイムズが報じた。
 同郡は悪臭の原因を、干ばつのため水路内に堆積した植物の腐敗によって発生した硫化水素と説明。これは「下水道ガス」と呼ばれる可燃性の無色ガスである。ロサンゼルス地域の大気汚染を管轄するSCAQMDに悪臭が初めて報告されたのは今月3日。しかし、郡公共事業局に対するSCAQMDからの通知は、7日までなかったという。また、カーソン市議会が悪臭を公害と宣言したのは11日だった。SCAQMDには、これまでに2千件以上の苦情が寄せられている。
 郡の保健官は、「この有害ガスは頭痛などを引き起こすものの、長期的な健康被害を引き起こすことはない」としている。先週、同郡は住民が購入した空気清浄機の代金やホテルの宿泊費用の払い戻しを発表。また、カーソン市も医療費を含む独自の払い戻しプログラムを行っている。

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