現在、イングランドで4年に一度のイベント、女子ラグビーワールドカップ(第10回大会)が開催中だ。16ヶ国の代表チームが競う。予選は4カ国ずつ4グループに分かれ総当たり戦。
 世界ランク11位、今回6度目、アジアから唯一出場国の日本は初戦アイルランドに14対42、2戦目初対決のニュージーランド(愛称ブラックファーンズ)に19対62で2連敗を喫した。
 ここ2大会連続を含め最多優勝6回を誇る強豪ブラックファーンズ相手に日本は、先制トライを含め三つのトライを決めた。ロンドンから西南西の方角へ列車で2時間半ほどのエクセター市のスタジアム満席(1万5千人)の観客を沸かせた。
 活気みなぎる日本選手たちはパススキルの精度が高く、反則も少なく着実にプレーをこなす。チームワークも巧みだ。ひと回り大きく重い相手へ果敢なタックルを挑む姿は感動する。
 ブラックファーンズの中には比較的細身で軽そうに見える選手たちもいる。しかし快足でスルスルっと数人ものデフェンスをかわし、走り、抜き去る。タックルを受けてもしぶとく倒れない。脚力&腕力の体幹力、均衡バランス力、走路選択能力、広角視野力、瞬時的状況判断力の差か?
 日本は2連敗で予選敗退が決まってしまったが、7日に行われたスペイン戦では29対21で勝利し、一矢を報いた。
 世界ランク9位の米国は多数の選手がイギリスのプロリーグ、プレミアシップで活躍する。近年強豪国からは水を開けられているが、1991年の第1回大会では見事に優勝、94年の第2回大会、98年の第3回大会でも準優勝を成し遂げた。過去にブラックファーンズにもイングランドにも1回ずつ勝利を記録。94年には、日本に121対0の大差で勝利。今年4月にUCLAのグラウンドで、逆に日本は米国を39対33で下し、初勝利を果たしている。
 先の話だが、同大会は2029年にオーストラリア、そして33年は米国で行われ、どちらも初開催国になる。
 大方の予想では、今大会の優勝はブラックファーンズかイングランド(過去2回優勝、6回準優勝)だ。南米から史上初出場ブラジルも祝福したい。皆で応援しよう!(長土居政史)

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